◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
 あなたの人間革命に乾杯!
◇一人立て◇
第1166.2回
2016-05-31
合言葉は前進!王者の道をいけ!  (2/3)
<真剣の一人が勝利を開く> 
信念の獅子たれ

 一、ナポレオンは“最悪の策とは、ほとんど常に、最も臆病な策である”との信念をもっていた。臆病は敵である。彼は、だれよりも勇敢に戦った。
 戦いの勝利を決定づけるものは何か。ナポレオンは、体験のうえから次の言葉を残している。
 「いたずらに多くの人間がいたからといって何にもならない。一人の人間こそすべてである」(前掲書)
 牧口先生も、「羊千匹より獅子一匹」と言われた。
 私も、「ただ一人で」の決心を貫ききってきた。
 大聖人の直系として、また戸田先生の後を継ぎ、私は戦う。だれがついてこようと、こまいと、私は私の信念で進む。周囲がどう変わろうと、私は私である。この一念ゆえに私は強い。
 一、人数の多さが、勝敗を決めるとは限らない。むしろ、人数に頼る油断と無責任は、大きな敗因となろう。
 要するに、指導者が「責任」を自覚するかいなか、「本気」になって、自ら勝利への闘争をし、自ら道を開くかいなか――この一点である。本物の指導者か、格好だけの偽者か。その違いは天地雲泥である。
 一、ナポレオンは戦場にあって、常にその「真剣の一人」であった。“我、ここにあり”“我こそが頼み”との気概であった。
 イタリアにおける重要な戦闘(1800年、マレンゴの戦い)において、味方の軍は敗色濃く、総崩れとなる。敗北は決定的に見えた。
 だが敗走する味方を眼前にしつつも、ナポレオンは微動だにしなかった。彼は確信していた。「我、勝てり!」と。
 「将の一念」――これがどれほど大事であるか。苦しみはすべて我が身に引き受け、皆には希望と張り合いをもたせて、皆の身も心も軽くしてあげる。その「心」と「振る舞い」が、皆の心を鼓舞し、勝利をもたらす力となる。

油断は大敵

 一、一方、ナポレオンの敵軍は、勝利したと思い込んで、将軍がさっさと後方の陣地に引き揚げてしまった。油断である。
 「敵は将軍がいない。攻めれば勝てる!」。ナポレオン軍は勢いを得て反撃に転じ、ついに逆転勝利を収めたのである。
2016年5月30日付聖教新聞 本部幹部会でのSGI会長の指針
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