◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
 あなたの人間革命に乾杯!
◇四月二十四日◇
第1253回
2016-09-22
昭和五十四年四月二十四日
反転攻勢(1)
 <最前線に師弟あり!>
 私は、昭和五十四年四月に会長を辞任した直後から、功労者の家々を訪ねていった。
 第一に、会員へ「感謝」の意を伝えたかったのである。
 会長を退く直前、お会いした中国の鄧穎超先生は、私の辞任に異を唱えられた。「人民の支持がある限り、辞めてはいけません」
 強く心に残る言葉だった。若くして第三代の会長になった私を、全国、全世界の同志が、心から強く強く支えてくださった。新しき、道なき道を開いた功労者の苦労は、並大抵ではなかった。折伏に歩いても、罵詈雑言を浴びた。言葉の飛礫だけでなく、水や塩も襲ってきた。水道の元栓を止められ、村の共同の水道が使えない目にあった人もいる。
 だが、御聖訓通りの、ありとあらゆる中傷非難、そして迫害のなか、わが同志は、決して広宣流布の旗を下ろさなかった。この方々を護らずして、誰を護るのか! この方々を讃えずして、誰を讃えるのか!
 本当ならば、尊い仏子である全学会員のお宅を、私は一軒一軒、訪問したかった。せめて、その代表として、私は功労者のお宅を訪ねていったのである。ご高齢な方も多い。お元気なうちに自宅を訪ね、ゆっくりと懇談することが、私の夢であった。
 第二に、学会の「再生」である。
 私の会長辞任の背景には、私と会員の間を裂く、陰険なる離間工作があった。これこそ、浅ましき卑怯な反逆者と坊主どもの結託であり、黒い卑しき学会乗っ取りの陰謀であったのである。頼るべき我が最高幹部の連中も動揺が激しく、我が本陣は、怪物たちの行動によって変えられようとしていった。
 しかし、最前線の会員と私の心の絆は、厳然と結ばれていた。私は、「第一線に行こう!」と、強い決心をした。組織の最先端こそ、広宣流布を最大に強固な陣列にせしむる、最も重要な城塞であると、私は心深く決意していたのである。
 うろたえた最高幹部よりも、第一線の戦場で戦い抜いている、あの強靱な魂の勇士たちとの語らいが最も大切であると、私は心ひそかに思っていた。
 御聖訓には、『魔をば奪功徳者といふ』(木絵二像開眼之事、470頁)と仰せである。また、『魔の習いは善を障えて悪を造らしむるをば悦ぶ』(常忍抄、981頁)とも説かれている。すなわち、魔とは、功徳を奪い、仏にならんとする正しい人をば、苦しめ、傷つけ、善を打ち倒さんとする。
 だからこそ、私は、この邪悪にして、強力なる悪業の者たちと、真正面から戦う決心をした。
 『各各我が弟子となのらん人人は一人もをく臆しをもはるべからず』(種種御振舞御書、910頁)と、日蓮大聖人が断言なされている通りだ。
 これが、真実の広宣流布の未来を開く正義の行動であり、大道であるからだ。断固として、私は立ち上がった。そして戦った。美事に正義と勇気の大使命の本陣を、私は護ったのだ。傷も多かった。あらゆる中傷批判を浴びた。しかし、私は、尊き創価学会を護ったのだ。
 この誇り高き魂は、広布の大功績を、諸天善神が、十方の仏菩薩が永遠に讃歎してくれることを、深く確信している。
 いかなる卑劣な魔の大攻撃にも絶対に揺るがぬ、大善の連帯を!
 尊き民衆の正義のスクラムを!
 そして、使命と使命の鉄の団結を、私は新しく創り始めた。
 そのために私は、最も基本である家庭訪問に走った。最も根本である個人指導に奔走した。いわゆる目に見えぬ土台の部分から、創価学会が使命とする「広宣流布」の重要な組織を、再び命の限り築き上げていったのである。
(つづく)
2004年9月3日随筆人間世紀の光2 創立80周年へ創価の上げ潮
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