◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
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 あなたの人間革命に乾杯!
◇民衆◇
第1111回
2016-01-09
日蓮大聖人が庶民としてお生まれになった意義 
<最底辺> 
師弟の道をなくしたら、仏法はもはやない。
 日蓮大聖人が社会の″最底辺″の庶民としてお生まれになった意義を、よくよく考えなければならない。
  「世情に応ずる」随他意の仏法を説くのであれば、貴族とか名家に生まれたほうがよかったかもしれない。しかし『民が子』(御書1332頁)『日蓮今生には貧窮下賤の者と生れ旃陀羅(せんだら)が家より出たり』(御書958頁)として、お生まれになった。あれほどの大難が続いた理由のひとつは、大聖人が貴族の家のご出身でなかったことがあるでしよう。(中略)
  逆縁の仏縁を結ぶためにも、あえて大難を受け、大難を忍ばれた。その大慈大悲を忘れて、門下生までもが大聖人を小バカにした。
  『日蓮を信ずるやうなりし者どもが日蓮がかくなれば疑ををこして法華経をすつるのみならずかへりて日蓮を教訓して我賢しと思はん僻人等』(御書960頁)がいたのです。
  ――「日蓮を信じているようだった者どもが、日蓮がこのように(流罪の身に)なったら、疑いを起こして、法華経を捨てるだけでなく、かえって日蓮を教訓して、「自分のほうが賢い」と思う、心の曲がった人間ども」――
 情けないことだ。師弟の道をなくしたら、仏法はもはやない。(中略)
  ともあれ、凡夫だからこそ凡夫の心がわかる。庶民だからこそ庶民の心がわかる。日蓮大聖人は、あえて一番、虐げられた庶民──「旃陀羅が子」として誕生なされたのです。
法華経の智慧 如来神力品 第二十一章 
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