◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
あなたの人間革命に乾杯!
◇極悪◇
第0585回
2014-05-16
狂信者(後半)
(つづき)
狂信者は、自分の立場を保持するために、ひたすら虚勢を張り続けなければならない。どんな正論も彼を退く気にはさせられない。たとえ、一千六百万人の声であっても。(爆笑、拍手)
虚勢ゆえに、決して心が落ち着くことはない。つねに焦っており、つねに気持ちが、目まぐるしく動いている。そして、自分の“気まま”に従わない者に対しては、脅威を感じ、力をもって抑圧し、自由を奪う。
そのためには、手段を選ばない。なんだかんだと因縁をつけ無実の罪を着せる。人を「切る」。いじめる。弾圧する。私も、そうした、いわれなき迫害の犠牲になってきた。しかし、人を抑えつけたつもりで、奪われているのはほかでもない、自分自身の自由であり、尊厳なのである。
二十一世紀を見すえつつ、ヴィーゼル博士は、こう宣言する。
「狂信的行為という、はびこりゆくガンと戦うことが、われわれの責任である」
「なぜならば、狂信的行為は、人間を否定し、下劣で、感染しやすい憎悪へと引き落としていくからである。憎悪は良いもの、価値あるもの、創造的なものを、何も生むことはない。憎悪は憎悪を生む」と。
まったく、そのとおりである。病根は根絶せねばならない。
では、どうしたら狂信的行為に打ち勝てるのか。いかに戦いゆくか――。
博士は言う。それは、「すべての人間の自由を讃え、大切に育み、守りゆくことだ」と。
「讃え」「育み」「守りゆく」――人間性が脈打つ行為である。
反対に悪は、「蔑視」「嫉妬」「破壊」を促進する。ゆえに、悪に勝利するには、この「人間性の連帯」を築く以外にない。「善のスクラム」を広げる以外にない。
「狂信」という悪を見逃してはならない。見逃してしまえば、ガン細胞のように、いよいよ増殖し、正義を蝕んでいく。戦わなければ、「人間の世界」が失われてしまう。
1992.5.5創価同窓の集い
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