◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
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あなたの人間革命に乾杯!
◇宿命転換◇
第0660回
2014-07-30
宿命転換の原理(12)
<願兼於業>
宿命転換論の真髄は「願兼於業(願い、業を兼ぬ)」です。
日蓮大聖人の御境地そのものです。
大聖人は「開目抄」で、御自身が妙法を流布して三類の強敵の迫害を受けていることは、経文に説かれた末法の法華経の行者の姿そのものであると仰せられています。そして、佐渡流罪に処せられたことで、ますます悦びを増していると宣言されています。
大聖人にとって、今、自分が受けられている大難は、御自身の使命を果たすために願って受けている大難である。つまり、一切衆生を救うために受けている苦しみだから大いなる悦びであると宣言されているのです。
苦悩する民衆を救うためには、その民衆に同苦し、しかも、その苦しみを同じ人間として克服していく道を示すしかないのです。その偉大な戦いをなされた大聖人であるがゆえに、私たちは大聖人を末法の御本仏と拝するのです。
ここに仏の説く師弟の意義もある。
仏法の師匠というのは、どこまでも現実に模範の行動をする人です。まず、師匠みずから、大いなる使命の人生を生きる。それを今度は、弟子が真剣に学び会得していこうとする。その如説修行のなかに法の体得もあるのです。この師弟が仏法の魂です。
大聖人は佐渡流罪という大難のなかでの御振る舞いを通して、宿命転換の人生の範を、弟子たちに、そして後世に示してくださった。「かく、生きよ」という偉大な魂の軌跡です。
大聖人は、御自身の一人の人間としての戦いを通して、悪世に生きる私たち凡夫の宿命転換の道を教えてくださったのです。
いかに進退きわまった、業に縛られたような境遇にいる人であっても、その本質を見れば、願兼於業の人生であることを示されているのです。
(つづく)
御書の世界(下)第十章佐渡流罪
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