◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
 あなたの人間革命に乾杯!
◇師弟不二◇
第1203回
2016-07-21
師弟とは物理的な触れ合いのなかにあるのではない
 <心に師をいだき、 その師に誓い、それを成就しようとする、 必死の精進と闘争のなかにこそある> 
 山本伸一は、下北の青年たちと記念のカメラに納まり、皆に語った。
  「人生の本当の戦いは、いよいよこれからだよ。さらに十年後、いや二十年後、三十年後にどうなるかが勝負だ。今日、来られなかった皆さんに、くれぐれもよろしく!」
  そして、歩き始めてから振り返って言った。
  「どんなに離れていても、みんな、“わが弟子”だよ! 私は、そう信じています!」
  このメンバーは、自分たちを「下北会」と名づけ、その後も折々に集っては励まし合っていった。
  また、メンバーのまとめ役であった木森正志は、創価大学卒業後、大手企業に勤めたあと、故郷のために働きたいとの思いが日ごとに強くなっていった。そして、遂に、地元の教員となることを決断した。
  青森県の教員採用試験を受け、下北の小学校の教員となった。やがて校長も務め、地域に大きく貢献する一方、学会にあっても、県幹部などとして活躍していくことになる。
  メンバーは、それぞれが伸一との誓いを胸に、各地で人生の勝利劇を演じていった。
  始まりは、一葉の写真である。誰かに言われたからではなく、皆が誓いを込めて、あの写真を撮り、自主的に伸一に送った。決して、激励を期待してのことではない。
  もちろん伸一自身は、日々、すべての会員の真心に応えようと、懸命に奮闘していた。
  しかし、仮に伸一からなんの返事も激励もなかったとしても、メンバーは、写真を送ったことで、人生の師と定めた伸一と、心を結び続けてきたにちがいない。既に一葉の写真を送った時から、メンバーは、己心の伸一と共に、勝利の大海原に船出していたのだ。
  師弟とは物理的な触れ合いのなかにあるのではない。心に師をいだき、その師に誓い、それを成就しようとする、必死の精進と闘争のなかにこそある。そこに人生の開花もある。
  「人の目を喜ばせる花や実は、必ず地中に隠れている健全な根の力です」(注)とは、青森出身の教育者・羽仁もと子の洞察である。
小説新・人間革命 29巻 第3章 清新30
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