◆あなたに贈る日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
 あなたの人間革命に乾杯!
◇生老病死◇
第1229.2回
2016-08-25
『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・
 いかなる病さは障りをなすべきや』(4)
<病魔に勝つ祈り>
⑤鬼神に負けない祈り

 山本伸一の話を聞くうちに、この壮年の頬にも、赤みが差してきた。
 伸一は、壮年の肩に手をかけて言った。
 「インシュリンの注射を続けなければならない人もいるでしょう。
 でも、考えてみれば、人間は、毎日、食事をし、睡眠をとらなければ、生きていけないではないですか。
 そこに、もう一つ、やることが加わっただけだと思えばいいではないですか。
 打ちひしがれていても、何も開けません。
 あなたの場合は、病気をかかえていても、『あそこまで、元気に生きられるんだ』『あれほど、長生きができるんだ』『あんなに幸福になれるんだ』と、同じ病をもった方が、感嘆するような、人生を歩んでいってください。
 そうすれば、仏法の力の見事な証明になります。それが、あなたの使命です。
 絶対に、自分に負けてはいけない。頑張るんです。挑戦し抜くんですよ」
 こう言って伸一は、壮年の肩を大きく揺さぶった。
 壮年は、目を潤ませながら言った。
 「はい。負けません。負けるものですか!」
 伸一は、それから、皆に語った。
 「広宣流布に生き抜く人を、大聖人がお守りくださらないはずがありません。
 大聖人は、南条時光が病にかかった時、お手紙に、こう記されています。
 『鬼神め奴らめ此の人をなやますは剣をさかさま逆に・のむか又大火をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか』
 日蓮門下を病で苦しめる鬼神は、『剣を逆さまにして飲むことになるぞ。大きな火を抱き、身を焼かれることになるぞ。全宇宙の仏の大怨敵になるぞ』と、鬼神をも激しく叱咤し、門下を守ってくださっている。
 私たちは、この大聖人の大確信、御一念に包まれているんです。
 ですから、皆さんも、『鬼神めらめ! 絶対にお前たちなどに負けるか!』という大信念と不屈の心をもつことです。勇気を奮い起こすことです。
 かつては、私も病弱で、医者からは、『三十まで生きられないだろう』と言われていた体です。
 しかし、今は、元気になり、どんな激務にも耐えられるようになりました。
 皆さんも、必ず健康になれます!」
 笑顔が弾けた。
 残った人たちの顔が、さっきまでとは、別人のように輝いていた。
 全生命力を注いでの、伸一の気迫の指導であった。
小説新・人間革命第10巻桂冠 8
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