◆あなたに贈る 日めくり人間革命◆
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 あなたの人間革命に乾杯!
日めくり人間革命
◆中国◆
第0385.2回
2013-10-12
日本の蛮行の根本原因は教育の歪み 
 なぜ、このような大惨事(南京大虐殺)を引き起こしてしまったのか。
  その要因については、さまざまに分析されますが、貴国の識者の先生方が、根本的元凶として、近代日本の「教育の歪み」を指摘されていたことが、私の脳裏から離れません。
  すなわち、明治維新以降、日本が養成してきたのは、他民族を蔑視し蹂躙してはばからない「軍国主義の信徒」であったというのであります。
  当時の日本の仏教界も、おしなべて、そうした国粋的な時勢に迎合し、加担しました。
  とくに、牧口・戸田両会長を裏切り、軍部権力に売り渡した宗門にあっては、1938年(昭和13年)の年頭、法主(鈴木日恭)みずから、こともあろうに南京の占拠を慶祝し、さらに「撃滅」を呼びかける「祝詞(祝いの言葉)」を公表しているのであります。
  思えば、かの天台大師が、数々の論難を打ち破りながら「法華経」を講義し、流通していったのは、この南京が舞台でありました。仏法上も大恩ある、この都を、日本の坊主は、恩知らずにも冒瀆してきたのであります。
  そもそも、日蓮仏法においては、当時の日本を「悪業の衆生が生まれ集まった国」であると、痛烈に弾呵しております。本来ならば、自分の国を讃えるべきところかもしれません。しかし、真に国を愛するからこそ、日本人の偏狭な島国根性の暴発を、あえて厳しく戒めていかざるをえないのであります。
  日本人特有の「歴史を忘れる」「国際性がない」「傲慢になる」などの悪弊を、人間教育の力によって正し、平和と人道の方向へ善導していくことをめざしたのが、牧口常三郎初代会長だったのであります。獄中での尋問でも、牧口会長は厳然と諫めております。〝中国やアジアへの侵略は「聖戦」などでは絶対ない。国家権力による精神的指導の根本的な誤りが、すべてを狂わしてしまったのだ〟と。
  「生命」という人類普遍の価値に立脚して、世界の民衆のために、勇敢に行動しゆく〝正義の師子〟が陸続と続くことを願いながら、牧口会長は、壮絶な獄死を遂げました。(中略)
  南京を去るにあたって、周総理が厳として記された言葉は、じつに印象的であります。それは、「真の民主、真の平和のために、最後まで奮闘する!」でありました。
  まことの賢者は、目先のことなどに左右されません。
  自分の死後に、何を残しゆくか。そして、いかにして、わが人生を永遠性のある価値へと昇華させていくか。この一点に焦点を定めているのであります。
1999.12.16中国・南京大学「名誉教授」称号授与式 
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