◆あなたに贈る 日めくり人間革命◆
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 あなたの人間革命に乾杯!
日めくり人間革命
◆極悪◆
第1131.2回
2016-02-07
「悪」の結末 (後半)

<因果は厳然たり!>
  ダンテがとくに、地獄、煉獄で描いた群像は、貪欲な聖職者や高慢な悪徳の政治家など、地位の高い人間たちであった。
  ダンテは、生前は権勢を誇った人間たちを、名指しで容赦なく暴き、弾劾した。それは、なぜか。
  「上に立つ人の行ないの悪さこそが/世界が陰険邪悪となったことの原因」(「煉獄篇第十六歌」)だからである。
  人間の高慢こそ、地獄への墜落の第一の原因なのである。
  人間は死によって、外面的な地位や仮面をすべて剥ぎ取られ、魂の本質が赤裸々に暴露される――ダンテは、こう洞察していた。
  「浮世の名聞はいわば風の一吹き、/ある時はこちらへ、ある時はあちらへと吹く」(「煉獄篇第十一歌」)ものにすぎないのである。

厳然たる因果こそ普遍の法則

  日蓮大聖人は、破和合僧などの五逆罪や、正法誹謗の者が堕ちる「無間地獄」の苦しみは、くわしく話せば、聞いただけで血を吐いて死んでしまうほどのすさまじさであると記しておられる。(御書447頁)
  さらに、こうも仰せである。有名な御文である。
  『(死後の地獄という)このような苦悩の世界に行ったならば、王の位も、将軍の位も、何の役にもたたない。獄卒(地獄の鬼)の責めにあう姿は、猿回しに回される猿と変わらない。こうなった時は、どうして名聞名利や我慢偏執(我を頼んで心が傲り、偏ったものに執着すること)をもっていられようか』(御書1439頁、通解)
  仏法の生命観に照らせば、三世にわたる因果律は厳然である。
  キリスト教を根底にした『神曲』の世界でも、権力者の悪行は、罪科帳に、すべて克明に記入され、一つ一つ断罪されていく。
  そして、地獄のもっともどん底に堕ちたのは、「裏切り者」である。
  彼らは、全身を氷漬けにされて、顔だけ、氷から突きだして、永劫に震え続けている。
  地上で、まだ生きているにもかかわらず、すでに魂は地獄にあって罰せられている者もいる。
  「裏切り」によって、その人間は魂を悪魔に売り渡してしまったからである。地上の肉体もまた、死ぬまで悪魔に支配されるのである。
  ともあれ、正義に背く裏切り者、反逆者が、一切の災いの根源としてもっとも厳しい呵責を受ける。これは、洋の東西を問わない、普遍的な法則といってよいだろう。
2001年2月19日東京婦人部の最高協議会
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