◆あなたに贈る 日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
 あなたの人間革命に乾杯!
日めくり人間革命
◆人間共和◆
第1181回
2016-06-17
地域こそが広宣流布の本舞台(2)

<生命を内より薫発していくことが肝要>
 山本伸一は、この一九七九年(昭和五十四年)の『大白蓮華』二月号に、「『地方の時代』と広宣流布」と題する巻頭言を書いた。
  そのなかで彼は、『国をしるべし・国に随つて人の心不定なり、たとへば江南の橘の淮北にうつされて・からたちとなる、心なき・・・此の釈の心は日本国の人に法華経にてなき法をさずくるもの我が身をもあざむき人をもあざむく者と見えたり、されば法は必ず国をかんがみて弘むべし』
 (南条兵衛七郎殿御書、1495頁)の御文や、「桜梅桃李」の原理を紹介し、人それぞれに個性があるように、それぞれの地方にも特色があり、東北には東北の特色があることを述べた。
  そして、法を弘めるうえでは、各地域の生活様式や文化的伝統をふまえて、押しつけではなく、生命を内より薫発していくことが肝要であると強調した。
  さらに、「『地方の時代』といっても、結局は、その地域を支えゆく一人ひとりの人間である」として、皆が主体性と愛着と誇りをもち、郷土の繁栄のために、着実な努力を重ねていくことの大切さを訴えた。
  「町村地域指導長」制は、これらをふまえて、それぞれの地域の広宣流布を推進する布陣であった。
小説新・人間革命 29巻 第3章 清新3(抜粋) 
Click here to see your activities