◆あなたに贈る 日めくり人間革命◆
※今日一日このスピーチの実戦を心がけてください。
あなたの人間革命に乾杯!
日めくり人間革命
◆生老病死◆
第1229回
2016-08-25
『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・
いかなる病さは障りをなすべきや』(3)
<病魔に勝つ祈り>
①必ず勝つ決意の祈り
②懺悔滅罪の祈り
③御本尊への感謝の祈り
④広布のために生き抜く誓いの祈り
まさに、真剣勝負の指導であった。
山本伸一は話を続けた。
「大聖人は、『諸罪は霜露の如くに法華経の日輪に値い奉りて消ゆべし』と仰せですが、それが御本尊の偉大なる功徳力です。
自分の罪を心から悔いることができれば、″こんな私でも、救っていただけるとは、なんと、ありがたいことだ″という、御本尊への感謝の思いが込み上げてくるはずです。
御本尊への、深い感謝の一念が、大歓喜の心を呼び覚まします。そして、この大歓喜が大生命力となっていくんです。
唱題するにしても、ただ漫然と祈っていたり、御本尊への疑いを心にいだいて祈っていたのでは、いつまでたっても、病魔を克服することはできません。
大事なことは、必ず、病魔に打ち勝つぞという、強い強い決意の祈りです。そして、懺悔滅罪の祈りであり、罪障を消滅してくださる御本尊への、深い深い感謝の祈りです。
胃が癌に侵されているというのなら、唱題の集中砲火を浴びせるような思いで、題目を唱えきっていくんです。
さらに、重要なことは、自分は広宣流布のために生き抜くのだと、心を定めることです。
そして、″広布のために、自在に働くことのできる体にしてください″と、祈り抜いていくんです。
広宣流布に生き抜く人こそが、地涌の菩薩です。法華経の行者です。
広布に生きる時には、地涌の菩薩の大生命が、全身に脈動します。その燦然たる生命が、病を制圧していくんです」
壮年は、大きく頷きながら言った。
「わかりました。
先生のお話を聞いて、勇気がわいてきました。新しい決意で頑張ります」
その顔は、赤みを帯び、目には、生気がみなぎり始めていた。
伸一は、笑顔で包み込むように語った。
「あなたが癌の宣告を受けたことも、仏法の眼から見れば、深い意味があるんです。
大聖人は『病によりて道心はをこり候なり』と仰せになっているが、病にかかったことも、あなたが強い信心を奮い起こしていくための、御仏意といえます。
病を、信心の向上の飛躍台にしていくのが、仏法者の生き方です。
今こそ、″わが人生は、広布にあり″″広布のために生き抜くぞ″と決めて、信心で立ち上がるんです」
小説 新・人間革命 第10巻 桂冠 6
桂冠(7)
語るにつれて、山本伸一の声には、ますます力がこもっていった。
「あなたが重い病で苦しむということは、使命もまた、それだけ深いということなんです。病苦が深ければ深いほど、それを克服すれば、仏法の偉大なる功力を証明することができ、広宣流布の大きな力となるではないですか。
あなたは、そのために、さまざまな宿業をつくり、病苦を背負って、地涌の菩薩として出現したんです。だから、病を乗り越えられないわけがありません!」
今度は、別の人が、口ごもりながら尋ねた。
四十代と思われる男性だが、痩せて、顔色は優れなかった。
「私は、糖尿病で、インシュリンの注射を続けております。
医師からは、注射と、指示された通りの食事と運動を続ければ、普通の人と、ほとんど同じように生活できるが、慢性病なので、一生、治ることはないと言われました。
それで、人生の希望を断たれたようで、元気が出ないのですが……」
伸一は答えた。
「強盛に信心に励んでいくならば、持病があっても、必ず希望に満ちあふれた、最高に幸福で、充実した人生が歩めます。
御書には、『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さは障りをなすべきや』と仰せです。
南無妙法蓮華経は師子吼です。その声を聞けば、どんなに獰猛な動物も逃げ出すように、いかなる病も、幸福への、また、広宣流布への障害にはなりません。
現代人は、みんな″半健康″であるといわれるぐらい、なんらかの病気をかかえているし、年齢とともに、体も弱っていきます。
では、病気だから不幸なのか。決して、そうではない。病に負けて、希望を失ってしまうから不幸なんです。広布の使命を忘れてしまうから不幸なんです。
体は健康でも、精神が不健康で、不幸な人は、たくさんいます。反対に、病気をかかえたり、体が不自由であっても、自らも幸福を満喫し、人をも幸福にしている同志もいる。
生命の根源においては、健康と病気は、本来、一体であり、″健病不二″なんです。ある時は、健康な状態として現れることもあれば、ある時は病気の状態となって現れることもある。
(つづく)
小説新・人間革命第10巻桂冠 6,7
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